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鉄道輸送について

鉄道輸送のメリットとして,全天候・長距離・大口貨物輸送,運賃の低廉・エコ等が挙げられる。

しかし、中国では自然資源と労働力のバランスが取れておらず,主要エネルギーである石炭は内陸部に存在し,消費地は沿海部に集積しているため,コストの低い,大量輸送のできる鉄道が輸送の主力となってきた。

そして鉄道は長い年月,中国の対外貿易と国民生活を支える重要な役割を担ってきました。

中国の鉄道は,貨物輸送より旅客輸送の方がはるかに優先的である。

線路を使用する割合は,6割が旅客輸送,4割が貨物輸送となっている。

国家経済の定めた輸送をその計画通りに実施するのが主な目的であるため,貨物輸送は計画貨物と計画外貨物の2 種類に分けられています。

計画貨物に位置する物としては、石炭・コークス・石油・鉄鋼・穀物など、エネルギー・原材料及び戦略物資であり,これらは優先的に輸送されています。

計画外貨物は電子機械,金属製品,医療用品などの工業製品や副次的農産品であり,これらの荷物は貨物車に空きスペースがある場合のみ輸送が出来きます。

あなたが中国の知り合いにダンボール箱を鉄道を使って送りたいと思った時、日本なら、遅くても2日あれば届くけれども、中国では、貨物列車に空きが出ない内は何時までも送れないと言った状況になります。

ダンボールに入っているのが、生鮮商品なら、とっくに痛んで腐っている事でしょう。

鉄道輸送を効率的に行うには、鉄道輸送システムとインフラ整備という,2つの問題点を解決して行かなくてはいけません。

また,鉄道網の分布は極めて不均衡で,線路の敷設は主に東北部と東部に集中しおり,中西部は「鉄道インフラ過疎地域」といえる。

中国が急激な経済発展を遂げるにつれ,人・物の交流が活発になり,国土開発,エネルギー需要増や,食糧資源確保と商品生産の供給・輸送に対する鉄道輸送力不足が益々深刻な問題となっています。

旅客・貨物輸送線路は分離されていないため,インフラ整備の進行が全く追いつかない状態となっています。

大量運搬・低コスト等に優れた鉄道輸送ですが、鉄道輸送能力の低下は経済発展の足を大きく引っ張って来た事は事実です。

中国における問題は鉄道線路不足だけではなく,車両不足も関わっています。

コンテナ貨物を輸送する場合,各鉄道局の窓口に1ケ月か2ケ月前に予約しないと,コンテナが運ばれない状態です。

そこで、多くの荷主や運送事業者は確実に貨車のスペースを確保するため,数カ所の窓口に重複申込を行う。

その結果,申告して送られて来た数量より実際に輸送される貨物が少なく,鉄道局は改めて貨物を集め,車両の編成をしなければならない悪循環が起こります。

その結果、荷主が予定とおりに貨物を発送できなくなるケースが生じるている為、膨大な商業貨物の輸送はトラックと水運に依存せざるを得ない状況となっています。

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