ダンボールを運ぶ中国
日本を抜いた中国の物流構造についてお話します。
あなたも1度は聞いた事があると思いますが、中国は「世界の工場」と呼ばれています。
世界各国が競い中国に進出しています。
日本国内にいても中国から入ってきたと思われるダンボール箱に出くわすことがあります。
中国国内で作られた製品はやはり中国製のダンボールに梱包されそのまま日本に入ってきているのです。
中国ではダンボール販売も活発に行われており、その生産量の増加も著しいのです。
赤茶げた色のダンボールであれば大抵それは中国から運ばれてきたものでしょう。
その多くはコストカットが目的と言われています。
【中国の概況】
国名: 中華人民共和国。
首都: 北京。
面積: 960万平方キロメートル(日本の約25倍)
人口: 12億7,000万人
GDP: 9兆5,933億円(2001年)【日本の約4分の1】
● 輸送構造。
1978年と2000年の輸送構造を比較すると、トラックなどの車両による道路輸送のシェアが3%弱から14%へと約4倍以上伸びています。
水運も4割弱から5割弱に増加していますが、その反面鉄道輸送が5割弱から3割に低下しています。
鉄道輸送費は政策的に低く抑えられており、他の輸送手段よりもコストが安いにもかかわらず輸送総量は減少しています。
トラック輸送の場合、コスト計算の概念が進んでいないため、安易な安い金額が提示される場合もあります。
● 鉄道輸送。
中国では国策により鉄道貨物は生産資材が優先され、消費財の輸送にはあまり利用されていません。
特定の路線、あるいは季節によっては生産資材だけで輸送限度量に達し、消費財の輸送には手が回らないと言うのが現状です。
また貨物輸送のダイヤでは、発送した品物はいつ到着するのか、が発送した時点でははっきりとわからないという欠点もあります。
しかし最近では新たなサービスも登場し、北京-上海間などで、旅客用直通便の車両に貨物車両を連結し、輸送スピードも早く、到着予定もはっきりした「快速便」のサービスが始まっています。
● 自動車輸送。
中国では1970年代から1980年代にかけて、自動車輸送は300km範囲内を対象とし、それ以上の遠距離は鉄道が担う棲み分けが政策的に行われていました。
現在では1,000km程度まで伸びています。
従来、鉄道で輸送されていた貨物も自動車輸送にシフトされるケースが増加し、今後ドアツードア輸送が可能な自動車輸送が物流の主力になると考えられています。
● 水運。
船による輸送は貨物輸送シェア50%弱と主要輸送機関となっています。
特に沿岸部でのコンテナ輸送は整備が進んでおり、上海、大連など主要港には定期的にコンテナ船が運航されています。
しかし揚子江ではまだ整備が遅れており、大型船の航行も難しく、スケジュールも不安定な業態です。
● 物流に対する考え。
中国は基本的に共産主義国であり、計画経済のもと生産は計画的に行われ、物流も貨物を計画的に移動させることに重点がおかれていました。
小売業の物流も自家用トラックで仕入先に商品を取りに行き、店舗の裏側で在庫をもつというパターンが一般的でした。
つまり、物流は基本的には自身で行い、外部に委託・支払うという概念がなかったのです。
このように物流に対する概念の違いもあり、荷主を満足させるようなサービスを提供できる物流会社は少なかったのです。
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中国にダンボールを運ぼうは、中国の物流・輸送事情を掲載しています。
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