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中国の物流事情とWTO

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの中国。

ダンボールを持って小走りに走る宅配業者。

街には、高級外車を乗りまわすセレブがいる半面、極端に安い賃金で長時間労働をさせられている実態もあります。

そんな、中国の物流事情を詳しくお話します。

WTO加入以降、外資の物流企業が中国の物流マーケットに参入してきている。

※ WTO・・・・・世界貿易機関の英語の頭文字を取った物で、自由貿易促進を主たる目的として創設された国際機関である。

常設事務局がスイスのジュネーヴに置かれています。

【WTOの基本原則】

1、自由(関税の低減、数量制限の原則禁止)

2、無差別(最恵国待遇、内国民待遇)

3、多角的通商体制

物品貿易だけでなく金融、情報通信、知的財産権やサービス貿易も含めた包括的な国際通商ルールを協議する場である。

対抗処置の発動では、紛争処理機関の提訴に対し全加盟国による反対がなければ採択されるというネガティブ・コンセンサス方式を採用した強力な紛争処理能力を持つ組織である。

中国政府による東北計画、西部大開発の促進、2008年北京オリンピック、2010年上海万国博覧会等の一連のプロジェクトによって国内の物流は拡大し続けるものと考えられる。

それに伴い中国の物流マーケットは今後、黄金期を迎えることになると考えられています。

しかし、その反面中国物流市場では、間接費コストの小さな企業や無免許、不法経営を行っている物流企業が受注額を極端に下げることにより、全体の物流サービスの価格を押し下げている。

これら不当な物流企業によって低品質なサービスの改善が一向になされず、詐欺的な行為が行われている事も問題とされている。

「物流水準が低くなる5つの原因」

その1:物流供給と需要のアンバランス

・2000年から2005年にかけ年率25%成長のなか東北計画、西部大開発の促進、北京オリンピック、上海万国博覧会等の一連のプロジェクトによって国内の物流はとてつもない勢いで拡大し続けています。

そして、実際の輸送量は11%の増加にとどまっている為、大幅な需給ギャップが生じている。

その2:物流インフラの未整備。

・上海では、活発な経済活動を支える物流インフラ整備の遅れを取り戻そうと、大規模な物流拠点開発が急ピッチに進められている。

その3:産業としての物流の位置づけが不明確。

・物流組織が分散している為、産業として成り立っていない。

その4:物流産業の全体の収益率。

無免許、不法経営により輸送費の不健全競争により、利益率が低下している。

その5:専門の物流人材不足。

・人材の欠乏が、業界全体の立ち遅れと無秩序な競争を生んでいる要素となっている。

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