中国の物流・輸送事情
今後の中国物流の需要は拡大を続け、物流業の集積、専業化が進むと考えられています。
2006年から2010年にGDPと物流総額の年間平均がそれぞれ8.5%、16.7%増加すると予測されています。
そして、物流産業は、経済が発展していて、地理的にも有利な長江デルタ経済圏、珠江デルタ経済圏、そして京津冀環渤区域を中心に集積すると言われています。

現在から2010年までプロジェクトの請負、設計・コンサルティング、技術移転、そして物流輸送を含む中国サービス貿易業が、年平均20%以上の成長率を維持すると推測されています。
特に、製造業と物流業との融合により、物流サプライチェーンが成長産業となり、希少な物流ネットワーク資源が外資の注目を集めると考えられています。
市場経済の導入により、中国鉄道輸送は道路、水運など輸送モードとのし烈な競争に直面し、輸送体系における中心的な存在が脅かされていました。
しかし、90年代後半から京九鉄道をはじめとする新路線の敷設および施設の整備が急ピッチにすすめられ、また、広州、シンセン間に時速200kmを超す新車両の投入など、全国規模においてスピードアップ、サービスの向上を図り、中国の鉄道輸送は大きく変貌しました。
中国の旅客列車は、一日あたり241万の座席がありますが、乗車実績は305万に達し、多くの列車が常に超満員の状態になっています。
特に、春期と夏期、また労働節や国慶節の期間中、は一枚の切符も取りにくいと言われるほどの状況になるようです。
一方、貨物輸送については、社会全体に必要な鉄道輸送は、1日当たり28万から30万台前後を維持していますが、実際には10万台しか荷積みできない状況で、大量の貨物が停滞し、迅速に対応できていないようです。
中国の鉄道は輸送能力を拡大し、輸送路線を増加していくとともに、技術の導入、品質の安定、そして安全で信頼性のある車両装備をもって列車の運行スピードを高めていく必要があると考えられています。
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